お母さんこそ読んでほしい。子供のむし歯と進行止めと、知っててほしい歯医者のホンネ。

この記事は7分で読めます

前回の記事で、むし歯の進行止めの本当の効果的な使い方について解説しました。

 

そしてそれ以上に知っておいてほしいのは、

「むし歯があれば進行止めを塗りましょう」と言われたとき、

今後どういった治療をしていくのかを納得するまで歯医者さんと話すようにしてほしい、

ということです。

 

言われるがままではなく、ちゃんとお母さんやお父さん自身の意見をもって、

治療に臨むようにしてほしいと思います。

 

ネットを見てみるとむし歯治療に限らず、いろんな情報について、

それこそいろんな人がいろんなことを書いています。

 

まさに、玉石混合。玉は1割、石は9割。

 

だからこそ、お母さんやお父さん自身が自分たちの子をどうやって育てていきたいのか、

歯医者さんとどういった方針で子供たちと接していくようにしたいのか

その軸をしっかり持っていてほしいと思います。

 

さて、今回は、よくあるむし歯と進行止めに関する質問を5つ、Q&A方式でまとめてみました。

それにあわせて、お母さんにこそ知っておいてほしいホンネを書いています。

 

では目次です。

:進行止め=サホライドは古い歯医者が使うもの??

 

むし歯予防の情報集めにネットを見ていると、

「いまどきの歯医者は進行止めは使わない」「進行止めを使う歯医者はもう古い」

などと書かれている記事をちょくちょく見かけます。

 

歯医者で使われる進行止めの薬は、だいたいサホライドのことでしょう。

サホライドはけっこう古い薬で、使う先生も少なくなってきていると思います。

 

この薬の特徴として、虫歯の大きくなるスピードを遅くできる、

その代わり、歯が黒くなってしまうという特徴がありましたね。

http://wp.me/p7boAm-Z

 

このサホライド、「むし歯の洪水」と言われた時代に、虫歯がたくさんある子が塗られたことで、

この子もあの子も口をあけたら歯が黒い、という、ひと昔前の時代背景があって、

そのせいで、歯が黒くなっている=虫歯がいっぱいある子、

っていうあんまりよくないイメージが持たれているのだと思います。

 

でもいまは全部の歯に虫歯があるような子は明らかに少なくなっているし、

昔以上に見た目を気にする時代ですから、いくらむし歯の進行を遅らせるといっても

やっぱり好んで使われる薬ではないし、そういった背景から使う歯医者も少なくなっています。

 

だからこそ、サホライドを使っている歯医者=古い歯医者、前時代的な歯医者。

というイメージがあるんだと思います。

 

…とはいえ、進行止めの効果はやはり大きく、

その用途に合わせて様々な使い方をすることができます。

 

当然ですが、歯医者はサホライドを使うことで色が黒くなるっていう、

最大のデメリットをよくわかっています。

 

それでもサホライドを使うということは、デメリットを上回る以上のメリットがある。

だからこそ、前時代的かもしれないけど、でも使うんですね。

 

というか、どんなものでもそうだと思います。

 

レントゲン撮影だって、基本的には被爆をしているわけです。

それでも被爆してもなお得られる情報のメリットが大きいからこそ、撮影するわけですよね。

 

大事なのは、進行止めを塗るか塗らないかではなく、

進行止めをどんな位置づけ、目的でその歯医者さんが使っているか」ということでしょう。

 

すべての虫歯に聞く万能薬はありません。

たくさんある薬や材料の中で、あえてその薬を使っているのにはそれなりの理由があるんですね。

 

「サホライドは古いから…」ではなくて、

「サホライドは古いと思うんだけど、なぜ使うんですか?」の方が大事です。

 

その理由をちゃんと説明してもらい、納得した上で治療を受けるようにしてほしいんです。

メリットが大きいから使っているだけで、古い歯医者と言われるのはつらいんで笑

 

進行止めを使っているから古い歯医者だ、とか、

古い歯医者しか進行止めは使わないとか、

そういうことではそもそもないってことでお願いします。

 

…ちなみにサホライドを使っている歯医者で、

古いかどうかより、ちゃんとした歯医者かどうか見極めるポイントを一つ。

 

それは、サホライドを塗ったあと、

「今度の方針についての説明があって、その通り治してくれるかどうか」ということ。

実に当たり前すぎるこの視点…笑

 

「今は治せない理由があるなら、それはなぜか?

治療できるのはいつ頃からか、それまでの間どうすればいいのか?」

 

この質問をしてきっちり納得できる答えを返してくれるのなら、

大丈夫だと思います。

 

お茶を濁されるなら…うーん…って感じです。

 

:子供の虫歯は誰のせい?お母さんのせいってほんと??

 

進行止め、サホライドを塗るのはどんなお母さんでも抵抗あるでしょう。

自分の子供だったらと思うとやっぱり一瞬塗るのをためらいます。

とか言いながら塗りますけど。

 

しかしです。

これ、意外とその根は深いところにあると僕は思っていて

 

まず自分の子供の歯が黒いとしますよね。そうすると、

「うちの子は虫歯がいっぱいありますよ」

「うちの子は歯磨きをしていませんよ」

「お母さんの仕上げ磨きができていなかったんですよ」と、

子供の虫歯を通じて、どこかでお母さん自身が責められている感覚になってしまっている、

という心理的な背景の問題があると思うんです。

 

ほかにも、子どもが幼稚園とか保育園でいじめられないかとか、

そういう心配もしてしまうでしょうし、

子供の歯を黒くしてしまって申し訳ないっていう気持ちもあるのでしょう。

 

しかも健診とかでは、「子供の虫歯はすべて親の責任」なんて言われてしまうものだから、

子供のことを真剣に考えて、すべての責任は自分にあるって思ってしまう。

真面目なお母さんこそ、知らず知らず自分を責めてしまうんだと思います。

 

そのせいもあって、できるだけ進行止めは塗ってほしくないって

気持ちになってしまうんじゃないかって思うんですね。

 

黒くなった歯を見るたびに、自分もあまり責められたくないし、

子供にも申し訳ないって気持ちにさせられてしまうから…

 

もちろん、まだまだ自分のことを自分でできない小さいうちは、

親が子供の虫歯を管理してあげないといけないでしょう。

 

この意見には僕も基本的に賛成です。

 

でもですよ。

 

仕上げ磨きをほとんどしてなくて、甘いものを食べまくってるのに、

むし歯がほとんどない子供もたくさんいることを僕は知っています。

別にそれがいいとか悪いとかではなく、”そういう子もいる”ってことです。

 

反対に、おやつを与える時間も回数も量も種類もきっちりしていて、

夜寝る前の仕上げ磨きと、朝幼稚園に行く前の歯磨きを毎日していて、

それでも虫歯になってしまう子もいます。

 

ていうかそういう子、けっこういますし見かけます。

「なんでなんでしょうね??」とお母さんに聞かれます。

こちらが聞きたいくらいです。

 

…ちなみに余談ですが、僕も小さい頃は虫歯がいっぱいありました。

どれだけあったかは覚えてないですが、少なくともけっこう歯医者さんに

行ってた記憶もありますし、銀歯も何個か入ってましたよ笑

 

歯医者さんは偉そうなことを言ったりしますけど、

多かれ少なかれ虫歯はありますよ。医者の不養生というか、まぁそんなもんです。

 

話をもどして…

 

子供の虫歯にはいろんな要素があるんです。

むし歯になりやすい子もいればなりにくい子もいるんです。

 

むし歯の要素として、1:細菌、2:歯の質、3:砂糖分、4:時間

の4つがあるといわれています。(Keyesの輪)。

 

生まれつき、細菌の働きが強い子もいるでしょうし、歯の質が弱い子もいるでしょう。

砂糖摂取量が増えてしまう環境の子もいれば、仕上げ磨きの時間がとれないお母さんもいます。

 

むし歯っていろんな要素がかみ合ってるんです。

だからこそ、そのリスクを下げるために歯医者がいるんです。

 

すべてを家庭でフォローするなんて無理なんです。

だから自分を責めないでほしいんですね。

 

お母さんがどうしようもない要素もいっぱいあって、

毎日共働きかもしれないし、その中でできることを一生懸命やっていた。

 

義理の両親に下げたくもない頭を下げて面倒を見てもらっているので、

おやつを与えられても文句が言えない。とかね。

 

いろんな要素があるんです。

その中でできることを精一杯やっているのなら、自信を持ってほしいんです。

 

子供の虫歯は親の責任なんて言われます。たしかにそれは一理あるんです。

おやつの与え方や仕上げ磨きなど、してあげられることはたしかにある。

 

その反面、歯医者が見ているのは「虫歯ができてしまった後の口の中」なんです。

家庭環境を想像したりはするけども、生活の背景やお母さんの努力に目を向ける人は少ない。

それは同じ歯医者として申し訳ないと思います。

 

だからこそ、子供のためにも自信をもってほしいんです。

周りの人がなんと言われようと、子供のためにも、

一生懸命やっていることに自信をもってほしいんです。

 

自分の子供をいちばん大切にしているのは、お父さんお母さんをおいて他にいません。

時には自信がなくなることもあるでしょうし、不安になることもあると思います。

 

周りの人がしたり顔で色々言ってきたり、ネットで調べたら親の責任だって書かれていたら、

しんどくなってもしょうがない。

 

でも、子供がかわいそう、子供に申し訳ない、って思ってるとしたら、

子供からしたらどうでしょう?

 

自分のせいで周りの人にお母さんが責められているってわかったら、

つらくなるのは子供さん自身だと思うんです。

 

むし歯とかに目を向けてしまいがちですけど、

でも今までできることをしてたからこそ、

”むし歯がこの程度でおさまっている”のかもしれないじゃないですか。

 

すべては結果論なんです。

いま虫歯があるのはしょうがないんです。できてしまったものはしょうがない。

大切なのは、子供に対して申し訳ないって自分を責めるのではなくて、

これからきれいな歯並びを作るためにどうすればいいかきちんと知ることだと思うんです。

 

だからこそこれからは、歯医者さんに任せっきりになるのではなく、

これからどうしていけばいいのか、自分にできることはなんなのか、

それを前向きに考えるようにしてほしいんですね。

 

:進行止めはいつから黒くなるの??

これはよく聞かれる質問なんですが、

サホライドの成分には酸化の原因となる銀イオンが含まれています。

 

金属のサビの原因ですね。

光が当たることで少しずつ酸化して変色していきます。

 

なので「いつから黒くなるの?」と聞かれれば、

サホライドを塗った直後から」ということになります。

 

直後から目に見えない範囲で変色は始まり、少しずつ目立つようになってくるものなのです。

 

歯医者さんによっては、サホライドを塗った直後に光をあてる先生もいらっしゃいます。

光が当たると変色するのですが、光が当たることでサホライドの表面が酸化してかたくなります。

 

ちなみにサホライドは舌が触れるとものすごい刺激が強くて苦いのです。

その刺激たるや、正直ヒきます。。

光を当てることで塗った直後に液がほっぺたや舌に触れて苦い思いをさせなくてすむようになるんです。

多少効果は下がりますが、それだけサホライドの刺激と苦味はきついものなのです。

 

:ずっと黒いのが残るんですか??

サホライドを塗って虫歯の進み具合をいったんゆっくりにした場合、

次に気になるのはいつ黒いのが消えるのか、というところだと思います。

 

基本的に「黒くなったサホライドは歯磨きでは取れません。」

ということです。

 

ということなので結論としては、

虫歯をちゃんと削って詰めるまでは黒いままだということです。

 

サホライドを取ることは難しく、床にこぼした場合、

専用のクリーナーでないときれいにすることができないほど。

そんな強い薬なので歯磨きで落ちるわけもなく、

きれいにしたければちゃんと最後まで虫歯治療に通いましょう、という身も蓋もない結論になるのです。

 

….と、ここで注意して欲しいのは、別に治療に継続して来てもらうために、

わざとサホライドを塗って歯を黒くしているわけではないよ、ということです。

 

そんな悪どい考え方をする歯医者さんはいないので安心してほしいのですが、

とにかく、兎に角、きれいにするには虫歯をちゃんと治すしかないということです。

 

:進行止めは大人の歯にも使うんですか??

 

これも何度も書いている通り、進行止めはむし歯を大きくしないために、

その歯の治療にはいるまでの“つなぎ”として使います。

 

なので大人であろうと子供であろうと、乳歯であろうと永久歯であろうと、

歯医者さんが必要と感じたらもちろん使います。

 

:まとめ

むし歯の治療っていうのは歯医者で一番基本的な治療です。

むし歯は一つの生活習慣病ともいわれるし、案外奥も深く、

むし歯にまつわるエピソードも多岐にわたるのだと思います。

 

だからこそ、たとえば親の自信の持ち方、ネットの情報の扱い方、

専門家との接し方、子供や専門家との話し方など、

今の時代を生き抜くために必要な項目を学べる要素が含まれているわけです。

 

とにかく振り回されない。軸を持つ。自信を持つ。

それを大事にしてほしいのです。

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