映画ファインディングドリーに学ぶ自分の弱みを強みに変える生き方

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こんにちは。

ファインディングニモの続編、ファインディングドリーを見てきました。

 

ファインディングニモは、人間に連れていかれたニモを、

父親のマーリンがドリーをはじめ多くの仲間の力を借りて探しに行くまでを描いた、

マーリンとニモの絆と成長を描いた物語です。

 

同じような「ファインディング~」シリーズになっているため、

今回もドリーが自分の両親をマーリンやニモの力を借りて探しに行く、

というストーリーだと予想されましたし、実際に映画宣伝でもそうなっていましたね。

 

ここから少しネタバレです。

ドリーは、人間たちが海の生物を保護している施設・海洋生物研究所で生まれました。

そこで父親のチャーリーと母親のジェニーに愛情をたっぷり受けて生活していました。

 

ところがある日、ドリーはきれいな貝殻をお母さんに持っていってあげようとして、

誤って排水溝に流されてしまいます。

そしてそのまま海まで流されてしまい、でも自分がどこから来たのかも忘れ、

誰とはぐれたのかも忘れ、何を探しているのかも忘れてしまった…

 

そして月日がすぎたある日、ニモを追いかけるマーリンと出会うのです。

それが「ファインディングニモ」の物語の始まりという設定になっていて、

その1年後、今度はドリーが両親を探しに行くために旅にでます。

それが今回のファインディングドリーのお話になります。

 

…大きなストーリーはこんな感じなんですが、

今回僕は少し違った視点での学びがありました。

 

ドリーといえば、その明るいキャラクターで周りを元気づけるキャラクターですが、

その最大の特徴は「物忘れが激しい」というところです。

 

何かを聞いてもサンゴの周りを一周したらすっかり忘れてしまうほど。

綿密な計画を立てることもできませんし、指示されたこともすぐに忘れてしまいます。

 

映画の中で曲がりくねった配管の中を通るシーンがあるのですが、

「左に2回、右に1回」という指示すら忘れてしまい、迷子になってしまいます。

しかし今回は、その「物忘れ」がストーリーの核になっているのです。

 

ドリーは両親を探している途中で、ニモとマーリンとはぐれてしまいます。

しかしその後に出会う、タコのハンクと行動をともにすることになります。

ハンクは研究所から逃げ出したいと考えていて、

ドリーに協力することで自分の目的を達成しようとしているのです。

 

ハンクはファインディングニモにでてきたギルに近いキャラクターです。

このハンクも、慎重派で計画を立ててから行動するタイプ。

自分のたてた計画に忠実に行動し、望む結果を手に入れたいと考えています。

 

そんなハンクに対して、最後のシーンでドリーは彼にこう言います。

「私はいままで計画なんて立てたことがない。

 両親とはぐれたことも計画通りじゃない。

 ニモと出会ったことも計画通りじゃなかった。

 ハンクと出会った時も計画通りだった?

 そうじゃないでしょ。

 一番素敵なことは偶然起きるものなの。

 だからあなたは私たちと一緒に海で暮らすの。」

 

ドリーは記憶力がないため、計画を立てることができないし、

計画を立てたとしてもすぐに忘れてしまいます。

そんなドリーにとって計画というものは意味のないものなのです。

 

ひとつひとつの選択は、その瞬間、直感的にしています。

目の前に何が見えるのかを見て、そして次の瞬間には行動に移しているのです。

 

気持ちいいくらいのスピード感。

ニモの父親のマーリンやハンクは、そんなドリーの行動に振り回されます。

でもだからこそ、彼らは自分では思いつかないような経験をし、

知らなかった世界を知り、成長することができたのです。

 

ちなみにドリーは前作でこんな名言も残しています。

「変なの。子供に何も起きないようにしたら、

 子供は何もできるようにならないわ。」

 

マーリンは数ある選択肢の中から、できそうなものを選びます。

でもドリーは、できそうかどうかではなくて、

自分の直感に素直に、楽しそうな選択をするようにしているのです。

 

僕らはいつも選択の連続です。

ご飯に何を食べようか、というささいなレベルから、

会社を辞めるか辞めないかという人生の転機になるレベルまで、常に選択を迫られています。

 

僕らのほとんどはマーリンやハンクのように、なにか行動をする前に計画をたて、

できるだけそれが思い通りになることを望みますし、

それ以上に今手元にある何かを失わないことを望み、

無茶な選択をしないように自然とブレーキをかけてしまいます。

 

目の前の選択肢の中で、できそうなものを選ぶようにしますし、

子供に対しても、できそうな選択しかさせませんよね。

予定を立てるときも、TO DOリストを作り、

それを消化していくことで淡々と目標達成に向かっていく人が多いでしょう。

 

つまり僕らはある程度”予定調和”の中で生きているといっていいと思います。

 

これまでの学校教育は、基本的にマニュアル教育であり底上げ教育でした。

平均的にある程度アベレージのある人を育成することが、

日本の高度経済成長を支えたといってもいいでしょう。

 

しかし足並みをそろえられない子や一芸に秀でた子などは、

出る杭は打たれるような扱いをされてきたのも事実です。

 

学校は時間割やカリキュラムが決められていて、

小学校、中学、高校、大学、そして就職と、

ほぼほぼ決まったレールがひかれているように思います。

 

そして僕らはそれを当たり前のように受け入れていて、

そこから外れる人を「変わり者」とラベルを貼ります。

マーリンやハンクはそんな僕らの象徴のような存在だと思うのです。

実際、彼らもドリーのことも変わり者という扱いをしています。

 

たしかにドリーは物忘れが激しいです。

計画が立てられないため行き当たりばったりに見える行動をします。

 

ですが、ドリーは物忘れの激しい単なる身勝手なだけのキャラではありません。

自分が忘れっぽいことを認めていて、それを隠そうとしていません。

そして、自分は人の助けがないと進んでいけないということをちゃんとわかっているのです。

 

だからこそドリー自身も大切な仲間のために行動をともにすることができますし、

そんなドリーだからこそ周りの仲間もドリーの力になろうとするのです。

それはいろんな縛りのある僕らの本当あるべき姿、

ありたいと願っている姿の象徴のようにも見えるのです。

 

行き当たりばったりに見えますが、

僕らからすると「今この瞬間」を生き生きと生きているようにみえてならないのです。

 

僕らはどうしても、自分の弱みを隠してしまい、

自分の言いたいことを抑えてしまうことで、

周りの人に合わせたような行動をとってしまいがちです。

 

大人なんだから、社会のルールに合わせた生き方をしないといけない、

一般常識に沿った生き方をしないといけない。

心のどこかでそう思っているといえるでしょう。

 

でも実は反対だと思うのです。

 

もちろん、ある程度のルールを守り、常識を守ることは必要です。

ルールも何もなかったら変人扱いされて終わりです。

一般常識に完全に合わせることなんて不可能だし、

一般常識とされていることに自分を近づけていく必要もありません。

 

ドリーは自分の弱みを隠しているでしょうか?違いますよね。

ドリーは自分の弱みをちゃんと見せた生き方をしています。

 

その弱みを自分でも認めているからこそ、

その弱みを補うための瞬時の高い判断力が出来上がったのだと思います。

 

まさに「弱者戦略」な生き方をしているといえるでしょう。

弱みは隠すものではなく、強みを引き出すためにあえて受け止めるべきもの。

 

弱みをあえて見せることで、それを補う強みが引き出され、

周りの人…マーリンやハンクが思いもつかないような考え方をすることができるようになったのです。

 

そしてもう一つ。

そんなクセのあるドリーを、仲間たちは変えようとしたり否定したりは決してしません。

忘れっぽいところを直そう直そうとしてはいません。

むしろ忘れっぽいところを踏まえたうえで、ドリーの長所に目を向けて接しているのです。

 

もちろん、忘れっぽいところ、ときどき無神経なところをよく怒っています。

でもそれ以上に自分たちにはない柔軟な発想を、ニモやマーリンたちは評価していて、

ドリーの魅力として受け入れているのです。

 

むしろ、その忘れっぽいところがあるからこそ、

その柔軟な発想が際立っているといってもいいでしょう。

 

そう。

自分の弱点や欠点は、長所を際立たせるたたき台になってくれるのです。

 

学校教育ではどうしても点数の点が悪い方に目が向いてしまいます。

90点の算数と50点の国語があれば、90点ではなく50点に目が向いてしまいます。

 

でもおかしいですよね。

90点の力を伸ばしてあげる方がよさそうなのに、

なぜか苦手かもしれない50点に目を向けてしまう。

 

それは、点数化教育の弊害です。

点数化は客観的な評価がしやすいのですが、

満点が100点決められている以上、言い方を変えると100点が限界なのです。

その結果、限界まであと少しの90点はもう伸ばさなくてもいいと考えてしまうのです。

 

でもよくよく考えると100点なんてのはその答案用紙上だけの世界ですよね。

本当はもっと広くて深い世界が広がっているはずです。

だとしたら、100点という決められた範囲で評価するのではなく、

90点を取れるくらい、好きなこと、もしくはポテンシャルがあると考えて、

点数にこだわらないでこの力を伸ばしてあげる方が、

より目の前の子の可能性を切り拓く武器になると思うのです。

 

弱みや苦手なことがあってもいいんです。

僕らは100.点満点の答案の世界で評価されて生きてきました。

だからこそ、自分の強みではなく、マイナスにばかり目が向いてしまうようになっています。

でもその中で無理やりいいところを探すのもいいでしょう。

でも。そのいいところは弱みがないと見つからないと思うのです。

 

苦手なことやできないことは、自分の長所に気付かせてくれるきっかけになるし、

自分の長所を際立たせてくれるたたき台になってくれるのですから。

 

そんなことを感じた、「ファインディングドリー」の感想でした。

オススメの映画ですので、ぜひご覧になってみてください。

 

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