「1.5流の専門家」より「1流の素人」な生き方のススメ

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こんにちは。

専門家って一昔前はなくてはならない存在だったし、
いまの時代でもある程度はそうだと思うんですが、

 

いままでどおりの専門家では生きていけない、
そんな時代がきていると思います。

 

僕は以前大学院病院に籍をおいていました。
大学病院というと各専門野に分かれており、
臨床、教育、研究を活動の軸とした機関です。

 

学生さんを育てる機関でありながら最先端の研究活動を行い、
その研究結果を以て社会に貢献していく専門家集団といえます。

 

ちなみに歯科医師とか弁護士とかに限らず、
ある程度の技術が必要な職業を専門家と呼ぶわけなんですが、
専門家というのはこれからどうなっていくのか??

 

大学院にいるときにそんなことを思い、考え、
結果として僕は大学院を出て今のスタイルの仕事をしています。

 

専門家というのは、基本的には
「一つのことについて深く掘り下げている生き物」です。

ちょっとやな言い方に変えると、
「一つのこと以外は何もできない生き物」

 

とも言えるわけです。

 

専門家の仕事は、言ってみれば、
一つの穴を深く掘り下げていく、そんなイメージです。

 

穴をある程度のところまで掘り下げていくと、
その途中で穴の入り口を広げないとより深くにいけない。

 

つまり、穴を深く掘りたい=専門性をつきつめたいなら、
入り口を広くする=幅広い視点を持つ必要がある。

 

ということです。

 

一昔前の専門家と呼ばれる先生たちは、それは多くの教養を身につけたおられたと聞きます。
僕が聞いたエピソードにこういうものがあります。

 

旧帝国大学の教授が医学部の学生に講義した内容です。

「君たちの中には、将来、園遊会に呼ばれるようなものもいるだろう。
その時、病気のことについて聞かれたら恥だと思いなさい」
というものです。

 

それはなぜなんでしょう??

 

医学の専門家である医者が、なぜ病気のことについて聞かれたら恥になるのでしょうか??
学生さんはおそるおそる教授に聞いてみました。

 

教授の答えは下のようなものです。

 

「園遊会に招待されるような方は、さまざまなことに精通しているはずだ。
そんな方々が病気について聞いてきたとしたら、
それは君が病気のことしか知らないと思われて
気を遣われているに違いないからだ」

 

ということなのだそうです。

 

確かに、
専門家と言われる人は一つのことを突き詰めるあまり、
他の分野のことを学ぼうとしない傾向にあります。

 

ワイドショーに出てくる専門家の人たちなんて明らかですよね。

 

とくに専門医、認定医なんて制度があるくらい、
専門性の高い人は学会が承認しますよなんて制度があるもんだから、
それを目がけて突き進んでしまう。

 

現在は研究領域が多様化してきており
より細分化したテーマについて研究していくため、
専門家としての幅が狭くなってきているように思います。

 

このテーマ、わける必要あった??みたいな。

 

いいんですよ。

専門家、とくに国家資格的なものに関しては、
自分の身分証明には便利ですからね。

 

ただ、忘れていけないのは、
資格は自分の実力を証明するものではない。ということ。

 

資格は、満たすべき必要な要素を満たしました、と言っているだけであって、
その人の実力の証明にはならない、名刺みたいなもんですね。
初めて会う人に自己紹介するとき便利です、みたいな。

そんな専門家はこれからどこにいきつくのか??

 

専門家はある意味で同じカテゴリ内では常に上がいます。
各教室には教授がいるし、教授同士比べてみても一番上がいる。
つまり、最高の専門家を頂点としてピラミッド構造になっていると言えます。

 

専門家としての資格、専門医、認定医などをとったとしても、
価格競争ではないにしろ、同じ専門家どうしでは結局比較されてしまう。

 

しかもなまじ専門分野以外のことに接してこなかった分、
その比較競争に負けてしまうとタチが悪い。

 

つぶしがききませんからね。

 

将来は医者か弁護士か、
みたいに将来を期待される子供は言われたりしたそうですが、
現代社会はちょっと違う。

 

なってからが本当の勝負なんです。

 

もっと言えば、専門家として歩いている間に
どのような武器を身につけていくかによって、
将来が全く違ってきてしまうんです。

 

結局ひとつのことしかできない人なんて、
極端な話、頂点にいる人以外、なーんの役にも立たないんです。

 

ひとつのことしかできない場合、それはどうしても競争の渦に
巻き込まれることになってしまいます。

 

そして、よっぽど勝てない。

 

そしてさらに悪いことに、バカの一つ覚えなんて言われるように、
一つのことを突き詰めるなんて、時間をかけていれば誰だってできてしまうんです。

 

だからといって、専門家を否定しているわけではありません。

 

いろんな専門家がいろんな意見を持ち、考えを世に出すことで、
世界にインパクトを与える可能性もあります。

 

一般人に比べると、同じ物事を高い視点からとらえられるようにもなる。
その意味でも、専門性を突き詰めていくことは非常に重要です。

 

大切なのは、それで終わってしまわない、ということなんです。

 

専門性を掘り下げていくには入り口を広くするしかない。

と言いました。

 

でも実際は、入り口を広げることに目を向けず、
一つのことだけしている。

 

堀り進めるスピードがゆっくりになってもそのまま堀り続けている。
それじゃあ怠惰であるのとなんら違いはないんですね。

 

だからこそ僕は、専門分野の勉強をつづけながらも、
哲学、経済、ビジネス、などいろんな勉強をしています。

 

歯科勉強会以外の勉強会にも積極的に参加しています。

 

そしてさまざま視点で自分の専門性を見つめてみて、
どうすれば自分の持っている専門性を最大化できるかを考えています。

 

結局社会で求められている力は、どれだけの価値を提供できるのか。

 

それに尽きると思うんです。

 

専門家は一つの分野に特化しているという時点で、
他の職種より一歩ぬきんでています。

 

だからこそ、もう一歩先に進まないといけない。

 

そのもう一歩を踏み出せるかどうかが、専門家としての在り方を左右する。
そこが今後の専門家の生き方の大きな分かれ道になるんだと思います。

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