シン・ゴジラ感想。ゴジラが好かれる理由と人を惹きつける魅力に迫る

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シン・ゴジラ感想

 

庵野秀明監督作品、シン・ゴジラを見てきました。

おもしろい映画でこれを見ていないとはもったいないですよ!

シン・ゴジラはいろんな方面で賛否両論の評価がされていますけど、公開約1週間程で興行収入10億円を突破するほどの人気です。とても面白い映画ですので、ぜひ多くの人に見てほしいと思います。

 

このまま興行収入 50億円を突破するのではとも言われているくらいです。すげぇ。

 

さてこのシンゴジラ、多くの人によって政治的側面や時事ネタ、

さらにエヴァを交えた評価がなされていますが、

じつはコミュニケーションの視点でとらえるとおもしろいことが見えてきます。

 

今回は、そもそもゴジラはなんで怒っているのか?という切り口から、

人を惹きつけるために必要な要素について解説してみたいと思います。

 

では目次です。

 

1:ゴジラが暴れるのにたぶん大した理由はない。

そもそもゴジラは何に怒ってあんなに暴れているのでしょうか??

 

いままでのゴジラはそのほとんどが時代背景を投影した作りになっていました。

 

初代ゴジラは、 1954年に公開。

終戦後間もない時期に第五福竜丸や原爆マグロなどの社会的背景が

ゴジラに投影されているといわれており、今回のシン・ゴジラも東日本大震災や福島原発、

それに対する日本の対応が投影されていたと思います。

 

あと、庵野秀明監督の代表作といえばエヴァンゲリオンシリーズ。

 

時代背景だけでなく、エヴァを彷彿とさせる演出も数多くなされていて、

エヴァファンも楽しめる作品に仕上がっていました。

 

そんなゴジラシリーズには共通した一つの構造があります。

それは「ゴジラの理由のない怒りに立ち向かっている日本人」というものです。

 

いままでのゴジラにないシン・ゴジラの特徴

 

まず、今回のシン・ゴジラは今までのゴジラにはない、「進化」をしていきます。

 

初登場時には尻尾だけの第一形態、地上に上がったときは4足歩行の第二形態、

つづいて二足歩行ができるように第三形態に進化。

 

途中で生命維持のために第二形態に退化して海に帰るも、

鎌倉に再上陸するときには第四形態(このときがいわゆるゴジラ)になっていて、

劇中では第五形態まであると予想しています。

 

そしてこのどの形態のときも、行動の理由が不明確です。

 

いきなり東京湾に現れたかと思えば鎌田に上陸して建物をぶっ壊しながら歩き回る。

 

鎌倉に再上陸したかと思えば東京方面に向けて歩き出し、やっぱりぶっ壊しながら歩き回る。

挙句のはてに、米軍に攻撃されたらいきなりキレて、

口から放射能と火炎を吐き出して街を燃やし尽くします。

 

その怒りはいつおさまるのか、どれだけ壊せば気が済むのか、誰もわからない。

まさに理不尽極まりないものです。

 

そしてこの理不尽な暴力性は、

初代ゴジラから共通するゴジラの魅力です。

 

ゴジラの怒りに理由はない。

 

もちろん、水爆実験の影響とか、廃棄された核廃棄物によるとか、

設定として一応は決められています。

 

だけどあれほど破壊的な行動の理由としては、いまいち説得力が弱いですよね。

 

そもそも映画の中ではゴジラが現れた理由がはっきりとされていませんし、

見ている側もそこまで意識して見ているということもないでしょう。

 

つまり、ゴジラの怒りに対して、

「なんで怒っているんだろう」と考えることはほとんどないですし、

「そもそもゴジラの怒りの理由なんて見ている側はどうでもいい」ということです。

 

手当たり次第に、無差別に破壊する。

そこに理由は存在しません。

 

そしてこの「理由のない理不尽な怒り」に僕らは惹かれるのです。

 

2:怒りに弱くて怒りが好きな日本人

 

エイリアンであれば繁殖、プレデターなら侵略など、

映画の中で人を襲うには基本的に何らかの理由があるのが欧米風です。

 

でもゴジラにはその理由が特にない。

 

というより、そもそも誰を襲っているのかわからないし、

何を壊したいのかもわからない。

 

おそらく繁殖でも侵略でもないはずです。

 

「文脈とか関係なく大暴れする存在」として、僕らはゴジラを楽しんでいると思います。

 

シン・ゴジラの背景は東北大震災や福島原発だとか、災害時の緊急事態法制など、

いろんな見方でいろんな学びを得ることができますが、

基本的には、「大暴れする存在としてのゴジラ」を楽しんでいるはずです。

 

そして僕ら日本人は、この文脈とは関係ない「強大で理不尽な怒り」が好きなのです。

 

スタジオジブリ作品、もののけ姫に出てくる祟り神などもそうですが、

祟りそのものは理不尽に不特定多数にふりかかるもの。

 

そしてゴジラにしろ、祟り神にしろ、相手の力が強大で理不尽で解離的であるほど、

僕らは彼らに対して、怖れの気持ち以上に敬意の気持ちを払い、

時には信仰の対象になり、時には心の支えにするわけです。

 

13日の金曜日でおなじみのジェイソンもそうですよね。

彼にも、母親からの虐待があったとか、いじめられていた少年だったとか、

いろんな説明がされてはいるんですけど、

でもそれは、あれだけ理不尽に人を襲う理由としては弱いと思います。

 

やはりジェイソンの怒りの理不尽さや、文脈を無視した爆発的な怖さ、

これが、ジェイソンに惹きつけられる要因になっているのです。

 

 

3:日本人は、怒れる人にあこがれる。

 

選挙を見ていてもそうですが、丁寧におとなしく演説をしている候補者よりも、

敵対する政権を挙げて、それに対して熱を持って語っている方が信頼感を感じますよね。

 

そして、その演説の中身は別に大したことなくてもいい。

 

アメリカの大統領選、ドナルド・トランプ氏がいい例です。

彼は公約としてまあまあむちゃくちゃなことを言っていますけど、なぜか支持者は多い。

 

それは彼がまるで怒っているような演説をしていることで、

その姿に強い情熱と正義感を感じることができるからだと思います。

 

怒りというのはある意味で理不尽なものですが、その源泉には、

言葉には言えないほどのエネルギーがたぎっていることがほとんどです。

 

そしてそのエネルギーに人は、特に日本人は惹きつけられるのだと思います。

 

その背景には日本人の文化的背景が関係しています。

 

日本人はその文化から、「和を以て貴しとなす」の精神を築いてきました。

 

僕ら日本人は自分の利益より全体の利益を優先する価値観の中で生きています。

そんな中で僕らは自分の怒りを抑え込んで、少しずつ少しずつ奥の方にため込んでいきます。

 

そのため込んだエネルギーを爆発させないように、時にはリフレッシュして、

ガス抜きをしながら日々の生活を過ごしています。

 

でもだからこそ、僕らは自然と不満や怒りなどのエネルギーを常にため込んでいて、

それをどこかで爆発させたいと無意識のうちに思っているのです。

 

そして、周りの空気を意に介さず、自分のエネルギーを一気に吐き出せる存在に、

ある種のあこがれを抱くようになるのです。

 

 

4:人を惹きつける人になるために。

 

僕らは自分のエネルギーを無意識のうちにおさえこんでしまう傾向にあるため、

そのエネルギーを出している人に自然と惹き込まれてしまいます。

 

松岡修三さんなんていい例ですよね。

 

自分たちはあそこまでのエネルギーはだせない。

だからこそ、エネルギーを出している彼になぜか惹き込まれる。

 

反対に、人を惹きつける人になるためには、

ある意味で自分の好きに、思い通りにしていないといけません。

 

自分の熱を出すところ、それは日本人の一番苦手な部分です。

 

だからこそ、その熱を出すという、最初にして最大の壁、

これを乗り越えて自分の熱量を素直に出せた人に、人は惹きつけられます。

 

その最初の壁を乗り越えるためのヒントとして1つ。

 

それは、周りの人の顔色ばかり気にするのではなく、

自分のエネルギーが湧き出る、「好き」なことに素直になって、それを出していく。

 

これ以外ないと思います。

 

好きでもないことにエネルギーは沸きませんし、

無理やりやらされてることにやる気はあまりでませんよね。

 

自分の「できること」から「好きなこと」に少しずつシフトさせる。

そして「好きなこと」をだんだん「好き勝手」にやっていく。

 

「好き」勝手にやっているとはじめは周りの人に邪魔されるかもしれません。

でもそこに熱量があれば、人は自然と惹かれるようになるものです。

 

ぜひ自分の「好き」の熱量を形にしてください。

子供の熱量をより熱く燃やしてあげてください。

 

それがきっと、自分らしく自由に生きることにつながると思いますし、

ゴジラシリーズは、そんな僕ら日本人が心のうちにためている熱量の象徴だと思うのです。

 

 

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