特技がなくて魅力は作れる。「食戟のソーマ」に学ぶ自分の魅力の作り方。

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こんにちは。

僕のオススメ漫画の一つに「食戟のソーマ」があります。

 

週刊少年ジャンプに掲載されている料理マンガで、
読者アンケートでも常に上位をキープしている人気漫画の一つです。
「食戟のソーマ」では、いわゆる、
「魅力のプロデュース方法」を学ぶことができます。

 

「魅力をつけたければ、
 人の魅力を引き出せばいい。」

 

僕は常々、相手の魅力を引き出すことが、
結果的に自分の魅力を表現することにつながるから、
まだ実績がない人はまずは対象のいいところ、
魅力を引き出そうってことを言ってるんですが、

 

食戟のソーマはその視点でみるとすごく勉強になります。

 

そこらの自己啓発本を読むよりほっぽど成長できるし、
ビジネス力、コンテンツプロデュース力も飛躍的に伸びると思います。

 

今回はこの「食戟のソーマ」から、
実績も何もない人がリーダーとしての魅力をつけて、
認めてもらえるようになる方法について考えてみます。

 

では目次です。

 

別に自分の情熱は無理に出そうとしてなくていい

 

最近は本屋で「人を育てる」「自分らしく生きる」
「リーダーの要件」などの本が多く出版されていて、
個人としての力を高め、人を引っ張るリーダーとしての役割を生きていこう、
という主張の本が多く出ていますよね。

 

この流れには僕も基本的に賛成です。

 

でも、リーダーといえばカリスマがあって、すべての能力が高くて、
独創性があって、見た目もかっこいい。

 

思いやりがあって、人に優しく、
情熱をもってみんなを引っ張っていってくれる。

 

…こんな人、そうそう見つからないと思うんです。

いませんよね。

自分の周りにこんな完璧超人。

 

たしかにこんな人たちになれれば理想なのですが、

じゃあ、

これらの要素をみんながみんな身に着けられるかといえば、

なかなか難しいと思うのです。

 

じゃあ、おとなしい人とか
能力が平均的な人、
地味な人や、話下手な人。
そんな人たちはリーダーにはなれないのか??

 

そんなことはありません。

 

リーダーの要素としてはいろんなものがあると思いますが、
一つだけどうしても欠かせないものがあって、

それをきちんとおさえさえすれば、
どんな形であれ、周りの人から慕われて、
結果的にリーダーとしての役割を担っていることでしょう。

 

それを今回、「食戟のソーマ」から考えてみようと思います。

 

「食戟のソーマ」かんたんなあらすじ。

 

下町の定食屋の息子・ 幸平創真は、家業を手伝いながら、
父・ 幸平城一郎を越えるべく料理修業に励む日々を過ごしていました。

 

ところが、中学校卒業後は家業を継ごうと考えていた創真をよそに、
城一郎は店を数年閉めると宣言して海外に渡ってしまいます。
城一郎の命令により、
超名門料理学校「遠月茶寮料理學園(遠月学園)」の高等部に創真は入学。
持ち前の料理のノウハウを駆使して料理人として成長していく。

 

というものです。

 

(一部ウィキペディアより抜粋しています。)

 

創真の通う遠月学園は良くも悪くも料理がすべての学校です。
料理の腕があればすべてが認められ、

自分の要求を通したいのなら料理対決で勝てばいい。

 

選抜大会や研修、実地や学園祭などもすべて料理で評価され、
料理の腕がない、もしくは結果を出せなければ即退学という
厳しいルールもあります。

 

そんな遠月学園の生徒の中で、絶対的な料理の実力を持ち、

絶対的な権力を与えられ、

学園の運営にすら関わることのできる最高位の生徒たちがいます。

 

それが十傑(じゅっけつ)と言われる生徒たちです。

 

十傑メンバーはありとあらゆる料理に精通しており、

一筋縄ではいかない連中ばかりですが、

それゆえに料理の腕も超一流。

 

そしてその十傑の頂点にいるのが第一席の司瑛士です。

 

その料理の腕は、名だたる評論家に、

「どの食材も生きていた時よりも鮮烈に、素材の姿が迫ってくる!」

と言わしめるほど。

 

そんな第一席・司瑛士の模擬店でソーマが食事をしたときのこと。

ソーマと一緒に食事をした十傑第二席・小林竜胆は司に向ってこう言います。

 

小林

「でもあたしはもっと、司の“熱”がのってる皿を味わってみたいけどな」

「俺の料理には“自分”はいらないんだ。俺の作業は皿の上から自分を消すこと。

 素材の良さだけをひたすらに突き詰めて、ひたすらに研ぎ澄ます。

 しかしその作業が逆説的に自分を表現することにつながる。

それが司瑛士の料理なんだ。」

 

素材の良さを引き出すことに集中する司。

 

まず大前提として、

彼は自分の思うがまま、素材に手を加えることはしません。

 

料理するといえば、自分の作りたい料理が土台にあり、

そのために食材を調理するでしょう。

その主体は当然、司自身です。

 

でも、彼は「素材の良さを引き出す」ことを考えています。

 

素材を見極め、その素材のことを知り、

素材の良さを最大限引き出すことを第一に考えているのです。

 

そのためには、素材に関する知識だけでなく、

素材に関する「周辺的な」知識までが絶対的に必要です。

 

素材の味や成分、育て方や食べ方はもちろんのこと、

その素材に関する歴史的背景や、他の食材との食べ合わせ、

素材の良さを引き出すありとあらゆる調理法から調理器具、

さらには人の味覚の特徴についてまで、

 

それこそ多岐にわたる知識と技術に精通していることが求められるはずです。

それを差し置いて自分の作りたい料理を作ることはできないでしょう。

 

これは他の業界についてもいえることだと思います。

 

僕の知り合いにアパレルの店員さんがいるのですが、

彼は基本的にお客さんに服をすすめることをしません。

店員さんとしてどうかと思いますが、積極的にすすめません。

 

普通の店員さんは、この服がどれだけ流行っていているかとか、

どんな芸能人が着ているかとか、

どれだけお客さんに似合っているかなど、

お客さんにどうやって買わせるかに注力していることがほとんどです。

 

ですが彼はそんなことはほとんどしないんです。

そのかわりに服にまつわるありとあらゆる話をしてくれます。

 

この服の素材についての説明(糸の紡ぎ方や染め方から産地)、

服の歴史的背景から、色彩に関する知識、パンツやシャツとの合わせ方、

海外のディーラーから直接仕入れたときのエピソードまで、

 

それはありとあらゆる側面からその商品の説明をしてくれるのです。

 

それだけ商品の魅力が詰まっているということでしょうし、

それだけその商品に自信を持っているということだと思います。

 

しかしです。

その魅力を引き出すための大前提には、

引き出す店員側にそれだけの視点があるってことで、

その視点がなかったらそもそも魅力を引き出すことはできないのです。

 

そしてその視点は知識で増やすことができ、

相手の魅力は技術によって引き出すことができるのです。

 

情熱や特殊能力はあってもいいけど絶対不可欠ではない。

 

司瑛士ももしかすると、力が強いとか足が速いとか、

成績が優秀とかセールス能力にたけているだとか、

目で見ないでも調理ができるだとか、

香りだけでスパイスをかぎ分けられるとか、

 

いわゆる“特殊能力”と言われるような能力はないのかもしれません。

 

でも料理に関するこだわりと、

素材にまつわるありとあらゆる知識と技術があるからこそ、

素材の魅力を最大限に引き出し、調理という形を通じて、

芸術作品と呼べるレベルまで昇華させることができるんです。

 

料理される素材からしても、自分の持っている魅力を、

ありとあらゆる方向から引き出してくれる人に調理してもらいたいと思うはずですよね。

 

「俺の料理には“自分”はいらないんだ。

 俺の作業は皿の上から自分を消すこと。

 素材の良さだけをひたすらに突き詰めて、ひたすらに研ぎ澄ます。

 しかしその作業が逆説的に自分を表現することにつながる。

 それが司瑛士の料理なんだ。」

 

つまり、目の前の素材のよさを引き出すためには、自分の“色”はいらない。

リーダーという人にとって、そのリーダーの色は絶対必要ではないんです。

 

必要なのは、メンバー一人一人の特性を見極め、

その特性を引き出すための人間心理やコミュニケーションに精通した能力です。

 

自分の周りにいる大切な人たちの魅力を最大限に引き出すことができる知識と技術、

これはリーダーに限らず、

すべての人に求められる能力だというのは間違いないでしょう。

 

子育て世代の人たちにも同じことがいえます。

 

僕ら大人は子供が自分らしく楽しく生きていってほしいと思っているはずです。

でも実際のところ、自分たちの価値観をおしつけたり、理不尽に怒ったりして、

子供のクリエイティビティをつぶしていることがあります。

 

とくに熱くなりすぎる人ほど、

自分の理想を押し付ける傾向にあるでしょう。

 

時には子供に期待して見返りを求めてしまったり、

時には完璧を求めてしまったり、

評価基準が子供のポテンシャルを引き出す、という視点ではなく、

大人の思い通りになってほしい、という視点になっていたりします。

 

歯科医院でお母さんたちを観察していても、

「どうしてできないの!?」

「やらなかったらおやつ抜きだよ!」という具合で、

子供の「目に見えているできていない部分」に

フォーカスが当たっていることがほとんどです。

 

でも本当に目を向けるべきは、

「まだ表面にあらわれていないポテンシャルの部分」でしょう。

 

であるならば、まずは子供のことを信じて、

子供の成長のことを知り、子供の好き嫌いを知り、

伝え方を工夫したりする必要があるはずですよね。

 

最近ブームになってきている「アドラー心理学」などを学んで、

勇気づけのスタンスに大人自身が変えていくことも有効だと思います。

 

少なくともリーダー(っぽい立場の人)と言われる人にとって、

人の心理を学ぶこと、

そして相手の魅力が引き出されるような伝え方をする能力は

いまの僕らの必須科目といえるでしょう。

 

自分のこだわりの前に、目の前の魅力を引き出すことに集中する。

 

対象が持っているものを見極め、持っているものを引き出し、

その魅力が最大限生かせる形にデザインする。

 

そのためには食材に関する知識や歴史、その味わいから成分、

さらにはそれを引き出すありとあらゆる調理方法に精通しておくこと。

 

突き詰めると自分自身のこだわりはあまり必要なくなってきます。

自分のこだわりのまえに、素材の良さを引き出すことに集中する。

 

でも素材にはたくさんの魅力があるはずです。

そのたくさんある魅力のうち、どれを引き出すかは料理人しだい。

 

つまり「自分を消して相手の魅力を引き出す」。

でもそれが結果的に「自分を表現すること」につながる、そう思うのです。

 

超利己主義でも大丈夫。それが結果的に人のためになる。

 

そもそも、力技で無理やり素材(=人)の良さを引き出すことはできません。

 

素材の良さを最大限に引き出したいのなら、野菜の切り方、ゆでるときの温度、

火入れのさじ加減から、他の野菜との組み合わせや盛り付け方、

さらには食べるタイミングやその作法まで、

すべてその素材の性質と作りたい料理に合わせる必要があります。

 

料理人の都合に合わせて素材が自分から良さを出してくれる、

そんなことは決してありえません。

 

もし料理人が自分の都合通りに

素材のよさを引き出したいと思えば思うほど、

なおさら素材に合わせたアプローチをすることが

必要になってくるのです。

 

その意味で、司は「皿の上から自分を消すこと」と言ったのでしょう。

 

これはどんな教育でも、どんなビジネスでも同じだと思うのです。

 

僕らは部下や後輩、子供や恋人など、

ありとあらゆるところでコミュニケーションをとっていますが、

そのほぼすべての場面で「自分の思い通りにしたい」と考えているはずです。

 

人の欲求の一つに「コントロールの欲求」があります。

 

「コントロールの欲求」は具体的には、

「内的コントロール」と「外的コントロール」に分けられるのですが、

 

ざっくりというと、人は自分の行動とその結果を自分の思い通りにしたい

=自分のことは自分でコントロールしたい、という欲求があるのです。

 

人に支配されたくない、人の言いなりになりたくない、と言い換えてもいいでしょう。

 

人を思い通りにする、というのは、「相手の行動を支配する」ということはもちろんなのですが、

「相手の心を思い通りにする(支配する)」という意味合いが強いと思うんです。

 

でも、相手を思い通りにしようとして思い通りになったことってほぼないですよね。

人は誰かの言いなりになりそうなとき、それを避けるよう、心の壁を作ります。

 

これを、心理的リアクタンス、といいます。

 

宿題しようとしていたまさにその時、

「宿題してきなさい!」とお母さんに言われることで、

急にやる気がなくなるあの心境のことです。

 

もちろん、お母さんという立場を利用して無理やり宿題をさせることはできるでしょう。

その意味で「行動は支配できた」と言えるでしょう。

 

ですが、この場合、子供の心は支配できたといえるでしょうか??

 

お母さんが望むのは、宿題を無理やりにでもやらせたいわけではなく、

子供自身がモチベーションを高めて自発的に宿題をしようという気持ちになってもらいたい、

 

ということのはずです。

 

野菜も人も力任せでは魅力的な味を引き出せません。

だからこそ、素材に合わせ、その魅力が出るようにアプローチをしないといけないんです。

 

つまり自分の我を通そう通そうと思えば思うほど、

相手を自分の思い通りにしようと思えば思うほど、

まずは相手のことを考えないといけない、ということに気が付くはずなんです。

 

超自分勝手で、超利己主義な人もいるでしょう。

でもそのわがままを通すためには、相手のことを同じくらい考えないといけないんです。

 

コミュニケーションの場面では、相手の魅力を引き出すために、

つまり「目の前の相手をその気にさせる」ためにはまず、

相手のことを知ることから始めないといけないんです。

 

相手に合わせたアプローチから相手の良さを引き出し、

その引き出てきた魅力をデザインする。

これが結果的に、自分の色を表現することにつながるのです。

 

 

さいごにもう一度、司の言葉を振り返ってみましょう。

 

「素材の良さだけをひたすらに突き詰めて、ひたすらに研ぎ澄ます。

 しかしその作業が逆説的に自分を表現することにつながる。

 それが司瑛士の料理なんだ。」

 

リーダーは料理人のようなものです。料理人であるリーダーは、

いきなりすべてをコントロールしようとしなくていいんです。

 

それは土台無理な話です。

 

まずは素材=部下やメンバーのことを知ることから始めればいいんです。

 

そして素材であるメンバー一人一人が、

その魅力(やる気と能力)を引き出せるように伝え方を工夫したり、

人の心理的な要素を刺激したりすればいいんです。

 

そして最終的に、引き出た素材=メンバーの魅力を自分の望む方向に向かい、

活かせるように調理=デザインする。

 

それがリーダーに求められる能力だと思います。

 

素材=部下やメンバーからしたら、自分たちを無理やり従わせようとするリーダーよりも、

自分たちのよさを引き出してくれるリーダーについていきたいと思うはずです。

 

つまり、相手の良さを引き出そうとする結果として、

自分はリーダーとして認められ、自分を表現することにつながる、

 

ということなんです。

 

さいごに~強みはなくてもリーダーの資質は磨くことができる

 

いかがでしたでしょうか??

 

リーダーに求められる視点の一つ、「素材の良さを引き出す」。

素材の良さを引き出し、同じ未来や目的に向かって進んでいく。

 

リーダーとは単なる役割ではなくて、

その進んでいくプロセスそのものだと思うのです。

 

自分に何か特技がなくてもいいんです。

どんな素人でも教壇にたてば、何かしら人に教えることはあるものです。

 

でも「人を育てる」「人の良さを引き出す」という視点は、

意識しないとついてきません。

優れたリーダーはこの能力が非常にたけているんだと思います。

 

「自分の強みはなくてもリーダーとしての素質は磨くことができる」

 

それを覚えておいてください。

 

ぜひたくさんの人の魅力を引き出せるリーダー的存在に

多くの人がなってほしいと思いますし、

 

今後を担う子供たちがそういう人に育っていってほしいと思っています。

 

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